手段じゃなく目的にこだわりたい
流行りの技術とか魅力的だけど、手段にこだわるのは間違ってるなと気づいた話です。
先日、本屋に行った時のこと。
何か儲け話はないかなと株とか金融関連のコーナーを見ていると、rubyという文字が目に入ってきました。
なぜここにrubyの本が置かれているのかと思い、よくよく見てみると「rubyではじめるシステムトレード」というタイトルでした。
システムトレードというのは自動売買取引と言ってあらかじめ決められたルールに沿って株の取引を行うこと。
- 作者: 坂本タクマ
- 出版社/メーカー: パンローリング株式会社
- 発売日: 2014/05/05
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
驚いたのは著者の方は別に本職がプログラマではなく、漫画家兼元パチプロから専業の個人投資家という経歴です。
自身が考案したトレードのルールをコードに落とし込み、そのシステムを実際に運用して利益を上げているそうなのです。
最初に明確な目的があって、それを実現するための1つの手段としてプログラミングがあるのだということを、目的を見失いがちな自分にとっては衝撃でした。
最新の技術の動向を追うというのも大事ですが、技術はあくまで手段であって、目的じゃない。
手段にこだわっているうちはまだまだっす。