質問をすること
質問をすることは悪だと思っていました。
上司や先生、または同僚から教えを受けている最中に、途中で説明を遮って質問をするということは、宜しくないという思い込みをしていたのですが、逆に質問をしないことは悪いことなんだと知りました。
今までは聞いたことは一度で覚えなければならないという思い込みをしていたのです。
いつからこんな思い込みをしていたのだろうか?と考えてみると、前職の影響が色濃く残っていると感じます。前職はいわゆるお固い職種で、見事な縦割り社会でした。
自分の意見があって上に言っても、通らない、何も変わらない。だから意見や自分の考えを外に出すという行為をしないようになりました。
そこには諦めに似た感情があったのだと思います。結果、質問をすることは良くないことなのだと決めつけるようになったのです。
しかし職を変え、今はweb業界という全く未経験の職種で働いています。
一人で黙々とプログラムを書いていれば、それはエンジニアなんだと思っていました。
しかしその認識は間違っていました。必要な素養が全く違っていたのです。
一体何が違っていたのか。それはwebの考え方そのものに起因するものでした。
webの考え方、それは集合知です。
web上には様々な意見が展開され、批判も対立も勿論しますが、それはむしろポジティブな状態なのだと気付かされました。同じような意見しかなかったら、それは不気味だし不健全な状態です。大勢の人がいて意見が同じなんてことはありえないからです。
ましてやエンジニアとなると尚更です。ゴミみたいなサービスを作っても、それを批判することで改善がなされ、段々と良いサービスになっていくのです。逆に批判されなければいつまで経っても改善されることはありません。
話が逸れてしまいましたが、質問すること、それは良い仕事をする、良いサービスを作る上で欠かせない素養なのです。
つまり、ググっても分からないことはガンガン質問してこうぜ、より確実な仕事をするため、そしてより良いモノを作るために。てことです。