続々 アセンブラことはじめ
前回に引き続きアセンブラです。 今回は具体的にコードからニーモニックがどういうものなのかを見ていきます。
おさらいすると、ニーモニックはプログラムを実行させる機械語を、人間が分かりやすい文字に置き換えたもの。ニーモニック(mnemonic)という言葉自体が「記憶を助ける」という意味なので納得の話です。
例えば1 + 2を計算させるプログラムは次のようになります。
① LD A, (15) ② ADD A, (16)<-足し算の結果は自動的にレジスタAに入る ③ LD,(17), A
意味
①LD → データを転送せよ、 A → レジスタAへ、(15) → 15番地のデータの中身を
②ADD → 足し算せよ、A → レジスタAの値と、(16) → 16番地のデータの中身を
③LD → データを転送せよ、 (17) → 17番地へ、 A → レジスタAの中身を
上記のLD、ADDの命令箇所がニーモニックです。LDが「ロード」ADDが「足し算」です。
LDを機械語に直すと 「01011110」という数値の列になるので、ニーモニックにしたほうがはるかに分かりやすいですね。